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「絵画やスケッチを通してみる磐梯山」2日目!

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「絵画やスケッチを通してみる磐梯山」2日目のプログラムは、磐梯山の周りを反時計回りに1周しながらビューポイントをバスでめぐるジオツアーです。
A3サイズに出力した名画の複写を傍において基になった実景を鑑賞するという大変眼福な企画であります。

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10月2日(日)10時。
出発前の磐梯山噴火記念館にて。
早くも佐藤副館長からのレクチャーが始まりました。

バスは10時15分に予定通り噴火記念館を出発し、ゴールドラインを南下しながら磐梯町の彗日寺(えにちじ)付近を目指します。
その間に、周囲に点在する大小いくつかの「流れ山」の紹介や、前日参加者の方よりリクエストのあった『ブラタモリ』の裏話などが披露されました。

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磐梯町に到着し、まずは遠藤香村(えんどう・こうそん)作品から。
絵と実景との間に大きな違いがあるのが分かりますか?
1816年の絵には、左側の稜線に小磐梯(こばんだい、1888年の噴火で山体消失)がはっきりと描きこまれています。
佐藤先生いわく「NHK大河ドラマ『八重の桜』で、劇中八重が見上げる磐梯山が現代の磐梯山だったのがとても残念な間違い」だったそうで、オンエア後に思わずNHKに電話してしまったそうです。
この絵の稜線を参考にCGで映像加工すれば良かったんですね。

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猪苗代のジオ的観光資源として有名な「見祢の大石」を見学。
ここでは日本史教科書の風刺画で有名なジョルジュ・ビゴーが残した猪苗代周辺のスケッチについての解説もありました。

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今では(大変残念ながら)元湯や日帰り宿泊施設が閉鎖され寂れる一方の川上温泉ですが、明治・大正期に喜多方のお大尽をパトロンにした芸術家たちが執筆旅行の際に定宿としていたのが、ここ川上温泉であったと増渕先生から教えていただきました。
往時のにぎわいは森田恒友の美しい水彩画「川上温泉」でしか偲ぶことはできません。

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ツアーの最後は、『ブラタモリ』でも「あそこはどこ?」と大反響だった裏磐梯高原ホテルの弥六沼(やろくぬま)のほとりの中庭です。
裏磐梯の再生に大きな役割を果たした実業家・遠藤現夢氏ゆかりの建物であり、弥六沼の弥六は「赤松の植林」を現夢にすすめた林学博士・中村弥六氏にちなむものです。

招かれた多くの画家たちがここからの風景画を残しています。
実景の前で作品群を並べて解説していただいたのですが、まさに圧巻でした!

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最後は佐藤さん・増渕さんと参加者の皆さま、スタッフ一同とで記念撮影。
両先生には二日間にわたって大変お世話になりました。
当日は、弥六沼の水面に「逆さ磐梯」が見えるほどの快晴でお天気にも感謝です!

(北塩原WG 赤木進二)

2016.10.02

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