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「磐梯山の森はできたてほやほや」2日目!

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北塩原エリアプログラム「磐梯山の森はできたてほやほや」2日目のレポートです。

1日目は、あいにくの荒天。裏磐梯スキー場のリフトのてっぺん付近も終始ガスっていて桧原湖(これも128年前の噴火の副産物です)を望む絶景は少しも見えず、「箱状谷」の観察は残念ながらできなかったのです。ところが、2日目は晴れ男を自認するアーティスト・木村崇人さんの面目躍如。晴れ時々うす曇りの好コンディションのもと、<できたてほやほやの森>を目指していざ出発。

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下見を含めて何度も一緒に銅沼周辺を下見して、木村さんが一番感動していた景色が下の写真。ですので楽しいお絵かきとお昼ご飯はここでやることになりました(裏磐梯登山口からスキー場ゲレンデを経由して噴気口分岐へ向かうルートの途中です。火口原であり小磐梯の崩落した山体と再生しつつある緑が一望できます)

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できたてほやほやの森をみんなでスケッチ。カンバスはなんと目の細かい紙やすり! そして今目にしている景色そのものともいえる自然の素材を使うというイキな趣向に絵心皆無の私も燃えました!

主峰の大磐梯(1816メートル)よりはやや低い、裏磐梯では左側に位置する櫛ヶ峰(くしがみね)の稜線の実景とスケッチ。並べてみました。

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全員の作品が並ぶと壮観です。

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磐梯山一帯は国立公園です。緑を手折ったり持ち帰ったりなどはもちろんできません。そんな場所で<自然と遊ぶ>ために木村さんが用意してくださったのが日光写真(青写真)私たちの世代では雑誌の付録などで覚えがある懐かしのアイテムです。

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日光に照らされた植物の影だけを持ち帰りました!
ちなみに先ほどのサンドペーパーアートも同様の考えで、周辺の植生を使って緑色を表現することは許されないので木村さんが事前に用意してくださった<ナイフで削って粉にしたパステル>を使っています。
 
 128年前の噴火で荒廃した磐梯山周辺は、遠藤十次郎氏ら会津の実業家の尽力により主にアカマツを植林することでこれだけ早い植生の回復ができたといわれています。この話を知った木村さんからのサプライズプレゼントがありました。猪苗代町で木村さんが定宿とされているロッジにて五葉松の葉を調達。水洗いして空のペットボトルにつめ、触媒となる砂糖水を入れたあと封をして天日にさらします。天然酵母の働きで発酵が起こりおいしいサイダーができるそうです。また会津では定番の山椒の葉っぱ。これを使った発酵サイダーが一番おいしい(たしかにライチのような風味で美味でした)とのことで、そちらも作っていただきました。

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下山後に参加者の皆さんとスタッフとでおいしく試飲会。塩川(喜多方市)からいらした方からは「松葉を酒だか焼酎だかにつけて自家製の服用薬をつくる習慣が地域にはあった」という情報もお聞きしました。薬の用途は汎用らしいです。「昔はお医者も遠かったので…」ともおっしゃってました。これは要リサーチですね。

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集合場所となった磐梯山噴火記念館に戻って、みなさんにアンケートを書いていただいてから解散となる流れでしたが、この時、待望の日差しがかなり回復。急きょ、噴火記念館の駐車場で木漏れ日の観察を行いました。<星とり網>というロマンチックなアイテムを使い、木漏れ日の原理を学びながらの光のパフォーマンスにうっとり。

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アートの視点を取り入れることで、山登りや自然散策もまた違った楽しみ方ができることに気付かされました。
北塩原エリアプログラムは10月に「絵画やスケッチを通して見る磐梯山」を開催します。
こちらもぜひご参加ください!

(北塩原WG 赤木進二)

2016.08.28

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