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スタッフによる金子さんのアトリエ訪問

山形県の上山市にある金子さんのアトリエに、喜多方スタッフで訪問しました。
金子さんの作品についての理解を深めると共に、作品が生まれる背景にある金子さんの暮らしを知るのが今回の目的です。


傍目からだとただ不気味な絵でしたが、よく近づいて見ると、絵のなかに金子さんの書き込みで「自分を自分でほめる」
「計画を立てることからで良い」「変える事のできることは変える勇気をもとう」など、ポジティブな言葉が羅列してありました。
他の絵でも不気味なものはありますが、神仏を表したものがほとんどで、何かただ不気味というよりは畏怖のような感じを覚えるスタッフです。

製作途中の絵も見せていただきました。
オレンジ色の巨人に見えるのは、天岩戸を開けた神さまで、「天手力男神」(あまのたぢからおのかみ)というそうです。

横幅は6メートルにもなる巨大な絵です。
金子さんは目に見えない高次の存在、具体的には妖怪や神仏を描きますが、制作段階で出ていた咳が完成すると治まったり、誰もいないアトリエで物音がしたりと、不思議なことが時たま起こるということでした。

金子さんのアトリエ視察を通じ、スタッフが考えたことは、森や自然に対して、小さい頃に漠然と感じていた畏敬や畏怖の念を、大人になった昨今は忘れがちかもしれないということでした。

見えないものに対しての畏怖、畏敬の念や、その心。
会津盆地、その中でも特に喜多方でつくる金子さんの作品も、そんな心を思い出す助けになるのではないか。
プログラムの核となりそうなところをつかんだ、実り多いアトリエ視察でした。

(喜多方WG 佐川友美)

2014.06.15

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